『続ける脳』~柔軟に諦めないことの大切さ、

『続ける脳』

茂木健一郎/SB新書/2018年1月15日

 

~感想~

 続けることの大切さについて述べているが、ただ続けるだけではダメであるとも述べている。自分の信念を持ち、続けていくことが大切だが、周りのことから学ぶ必要があることを学んだ。脳科学の専門家であるからこそ、信憑性があり、学べることが多くあると思う。

 

~この本から学んだこと~

・人の成功を決めるのは「才能」でも「知能指数」でもなく、「困難があっても続ける力」と「情熱をもって取り組む粘り強さ」

ピカソはバカにされても自分を信じ続けたから後々評価された

・学校の成績はIQではなく粘り強さで決まる

・才能がある人より続ける人の方が成功する

・グリッド=1つの課題をどのくらい熱心にやり続けることができるか

・グリッドは根性論とは違う。根性論は「正解は1つ」という考え方に繋がる

・今の「無駄」はのちの大きな結果に繋がる

・続けるには「やる気」に頼ってはいけない

・人間は言葉に満足してしまう

・1万時間の法則=1万時間続けるとエキスパートになる

・グリッドの原点はやると決めたら失敗しても揺るがない決意

・グリッドはその人がその人らしく生きることが目標

・今は「何かができない人は、何かができる人」と考える時代

・フロー=課題に没頭して、ときの流れを忘れた状態のこと

・フローに入るにはスキルと課題の難易度が釣り合っていることが大切

・邪魔だと感じる仕事の中にも本質的な仕事のヒントがある

・AIは定義した問題を解き続けることは得意だが、問題を定義することが苦手

・これからの人間に必要なのは直感を磨くこと

・技術や知識が低いほど人ほど自分の能力を客観的に把握できておらず、できる気がしてしまっている

・嫌なことはどうしても起こるので、長い目で人生を眺めるべき

・子育ては自分の気持ちを伝えるのがコツ

・子育ては努力の価値を大人が言語化するのが大事

・部下を育てるには、挫折を経験させ、最後までやりきらさせる

・部下を育てるには具体的なアプローチをするのがいい

・これからの時代には本質を見抜く力が大事になってくる。それにはサンプルをたくさん見て体を動かして、実際にやってみることが大事

・外国の本を多く読むことはお互いの文化の良いこと、悪いことがよくわかる

・自信があるなら、自分もゆっくり焦らず、進めよう