『テンプル騎士団』

テンプル騎士団

佐藤賢一集英社新書/2018年7月18日

 

~感想~

 1000年代前半の時期にすでに銀行と同じような仕組みのもがあることということを知らなかったので驚いた。本の2章くらいまでは人名・地名が多く、同じような名前ばかりで分かりづらかった。テンプル騎士団がここまで有名になった理由が分かった。

 

~この本から学んだこと~

テンプル騎士団はどこにも属せず、独自の勢力を築いた

テンプル騎士団の強さ①量の多さ

テンプル騎士団の強さ②修道士で利益を考えず忠誠を誓っていること

テンプル騎士団はユニフォームを統一するなどしてチーム力を高めたから

テンプル騎士団は指揮者が有能でしっかりとした組織を作った

・寄付が減ったのを支部を増やすことで補った

テンプル騎士団は巨大なネットワークを築くことで成功

・安全な物流で信頼を勝ち取り、利益に繋げる

・フランスは消費税の導入によって収入を増やした

・1300年頃の欧州は皇帝と教皇が主導権を握り、国はほとんど力を持っていなかった

テンプル騎士団は先の展望が見えなくなったことによって滅びた

『医療常識はウソだらけ』~自分の食生活に間違っていることばかりだ、

『医療常識はウソだらけ』

三石巌/祥伝社黄金文庫/2018年2月20日

 

~感想~

 タイトルに「医学」というワードが入っているだけあって、栄養素の名前や現象の名前が多い使われている。固有名詞が多く使われているので、知らないと読みにくいところが多いが、常識で言われていることを否定していて驚くことも多かった。

 

~この本から学んだこと~

*重要だと思うことは色を変えました

 

・肝臓でタンパク質がブドウ糖に変わる=糖新生

・生体を働かせる電池=ATP

脂肪酸がアルコールで中和したもの=中性脂肪

糖新生のデメリット=タンパク質の浪費

・人に必要な栄養素の量は人によって違う

・人間のカラダの細胞でエネルギーを作るのは好気性代謝と嫌気性代謝で酸素を使うかどうかが違い

・エネルギー代謝にはビタミンB1が必要

・脳のバリアをアルコール、シンナーは壊す

・脳のバリアを守るのはスカベンジャーでビタミンに含まれている

活性酸素脳卒中や心筋酵素、ガンをうながす

プロテインスコアの悪いタンパク質は肝臓に悪い

・生卵はビタミンを吸収しにくくするから体に悪い

・1汁1菜はタンパク質不足に陥る

・マーガリンとショートニングは体に悪いから食べてはいけない

『メンタリズム』~ビジネスにも生きる、

『メンタリズム』

Daigo/扶桑社新書/2013年9月1日

 

~感想~

 メンタリズムの知識を紹介しながらその実践方法について書かれている。書かれていることは人と接する場面であればいきることではあると思うから人と接することをする人にはおすすめ。

 

~この本から学んだこと~

*特に重要だと思うことは色を変えました

 

・人は脳が驚き、活発に働いている時に騙されやすい

・右耳から入ってきた情報のほうが納得しやすい

・目は左から右が見やすい

・商談で相手のパワーバランスを知るために「どちらから挨拶しますか?」と聞く

・暗示をイメージしていると暗示にかけやすい

・服や持っているものは世間からこう思われたいことを示している

・口はその人のマインドを語る

・口が開いているときは心が緩んでいる証拠

・笑顔には真実、作り、軽蔑の3つがあり、目を見ればわかる

・人は感情によって視線の位置が決まっている

・嘘を見抜くには普段の状態を知る必要がある

・人は自分で選択したいという意志がある

・人の距離感で人間関係がわかる

・人は上を向いている方がポジティブになる

・ストラクチャード・アムネジア=印象的な2つの記憶に挟まれたものは抜け落ちる

・20分立つと記憶の42%は忘れる

・声のトーンを変えそこだけ強調することで相手の印象に残る

ミラーリング=相手と同じ動きをして親近感が沸く

・カタレプレシー=相手を受動的な状態にすること

・疲れている時判断力は鈍る

・オフの時は暗示にかけやすい

・話すスペースで人間性が出る

・覚えてほしいものごとは複数回言うといい

・交渉のコツ=①打ち負かさないこと②相手の利を考える③相手に選ばせる

・類似性があると親近感が沸く

『人の心を操る技術』~(少し)人の心を読めるようになる、

『人の心を操る技術』

桜井直也/彩図社/2017年9月1日

 

~感想~

 とにかく学ぶべきことが多くあった。一回読んだだけではほとんどカバーすることはできてないので、何度か読み直さないといけなければならないと思った。

 

~この本から学んだこと~

*特に重要だと思ったことは色を変えました

 

・タイムセールや通信販売は心理誘導テクニックを存分に使って買わせている

・理性は同時に2つ以上のことにかけられない

・相手の理性が固定されているほど無意識に誘導をしやすい

・時間制限をつくることも誘導をしやすくする

・親密な関係を作るほど心理誘導はしやすい

・心理誘導は相手の心をしればしるほどやりやすい

・髪を分けている側に立つと人は警戒する

・嘘をつく時、瞬きが増える、肩が平行じゃない、手が口の周りにある

・嘘をつくと人は疲れる

・準備された嘘は話過ぎる傾向にある

・普段の行動に人の心理はでる

・イエスセット=イエスの質問を続けると人はそれにつられてイエスと言いやすい

・うなずくことは相手を安心させ、心の距離を縮める

・人は言語より非言語に影響されやすい

・アンカリング=左右でプラスとマイナスの情報を分けて記憶させる

・ふいのボディタッチは相手の思考を止める

・連結法=無関係なものを結び付けて否定すること

・分離法=同じことを分けて暗示をかける

・否定的ダブルバインド=言葉と行動が違うこと

・人は最後に注目する

・伝わらないなら伝え方を変えろ

アナログマーキング=文字を大きくするなどで強調させる

・大事なのは何を話すかじゃなくてどう話すか

・1対1の会話は鏡である

・話がつまらないのは相手がイメージできていないから

・プレゼンでは五感全てに訴えろ

・人間関係を諦める不幸より諦めなかった不幸の方が大きい

・立場を理解できていないとトラブルは起こる

・トラブルは正義と正義のぶつかりあい

・期待するからイライラする

『ニュースを読む技術』~最新版があればそちらを読んだ方がいい、

『ニュースを読む技術』

池上彰/ビジネス社/2010年6月8日

 

~感想~

 最近起こったニュースを紹介し、それに解説を加えたものを記した本である。そのため、2010年以前のニュースであり、少し古いから現在と変わっているところが多くニュース自体を分からないことが多かった。それでも、ニュースをどのように見るのかは理解できた。

 

~この本から学んだこと~

*特に重要だと思ったところは色を変えました

 

・情報収集で一番大切なことは”自分が何を知らないのかを知る”こと

・飛行機が空港に着陸するごとに航空会社は政府への支払いが生じる

アメリカの年金制度は発展していない

アメリカは自国の自動車産業を守るために関税をかけたが、その関税に甘えた自動車産業は技術を発展させなくて他の国に追い抜かれた

・危機管理の一番の原則は早期対応

アメリカには中央銀行が12個ある

・近年に中国に日本は追い抜かれたが実際は元の関係に戻っただけ

日銀短観=信頼性が高いアンケート調査

・かつて在日軍駐留経費の負担をするために思いやり予算というものがあった

アメリカで銃を規制するのは建国の精神に反するからできない

WTIの値段で原油の価格は決まる

百度は広告料で検索順位を決めている

・ドバイは元々そんなに原油をもっていなかったが国政で豊かになった

『オイコノミア』~身近な経済学の本、

『オイコノミア』

NHK又吉直樹朝日新聞出版/2014年3月30日

 

~感想~

 NHKの番組で扱った内容を著書にしており、話口調で書かれているので、話口調の方が話が入ってきやすいと思っている私にとっては書いてあることのイメージがしやすくて理解しやすかった。経済学に関する本だが、消費者に近い経済学の話なので多くの人にとって参考になるのではないかと思った。

 

~この本から学んだこと~

*特に重要だと思ったところは色を変えました

 

・年代別で幸福度がもっとも高いのは男性が10代、女性が30代

・相対所得仮説=人は他人と比べることで幸福度を計っている

・順応仮説=所得が増えることによって幸福度が上がると、時間の経過によって落ちていく

・情報の非対称性=情報がないほうが選択肢は狭まる

・スポーツ選手の年俸が高いのは「代替可能性が低い(替えが利かない)」から

・オリンピックで国全体で獲得する金メダルの数はGDPで決まる

・スポーツビジネスにおいてライバルが多いほど収益はあがる

・プラットフォーム(土台)を作った組織は強く安定している

・銀行は発行するお金より預金の方が少し多い

・37%ルール=経済学の観点でお見合いを見たとき、お見合いをする回数の37%くらいの時に良いと思った人がいれば見送らないほうがベストの人に巡り合う可能性が高い

保有バイアス=もっているものを高く見積もること

マグニチュードエフェクト=分割払いをすると負担が軽くなっているように感じる

『マンガで分かる 行動経済学』~マンガを見なくても文章がわかりやすくて読みやすい、

『マンガで分かる 行動経済学

ポーポー・ポロダクション/サイエンス・アイ新書/2014年12月25日

 

~感想~

 描かれているマンガを読んで理解するというより、書いてある文章がわかりやすく、簡潔にまとまっているから文章を読んで学んだ。行動経済学の基礎の部分だと思うが、人の無意識の行動がいかに経済と結びついているのかに気づき、何かを買う時すべてを疑うようになった。

 

~この本から学んだこと~

*特に重要だと思ったところは色を変えました

 

・人は失敗したくないという気持ちが強い。その心理が固定客を生む

・人は+より-に反応する

・人は(特に男)は持っているものの価値を実際より高く見積もる傾向にある

・赤はお得だと思わせ、行動を促進させる効果がある

・人は選択肢が安い、普通、高いの3つがあったら、普通の選択肢を選ぶ人が多い

・顧客は努力から満足感を得る

・つらいがタメになることは副次的ななにかをあげると効果があがる

デアゴスティーニのビジネスモデル=初期、CMで消費者の目に多く触れさせ、好感をもたせる→定価より安くし、アンカー効果を狙う→収集欲を利用し連続して購入させる→希少性を演出し満足感を与える→コンプリート欲を使って最後まで買わせる→コンコルド効果で簡単にはやめさせない

・脳には考えて行動するシステムと瞬発的に判断する2つのシステムがある

・アンカー効果=以前の記憶に考えが引っ張られること

フレーミング効果=あらかじめフレームを作ることで問題の見方を変える

・合理的な人とは感情のコントロールができる人

・プライシング効果=あらかじめ事柄を見聞きしておくと、関連した情報を思い出しやすくなる

・脳の熟慮するシステムは2つの情報を同時に処理できない

・女性は男性より損得に敏感

・人は認証欲求が強い

・人は「いま」の価値を高く見積もる傾向にある

バンドワゴン効果=誰かが勝ちそうになると勝ちそうな人を応援する

・人は選択肢が増えると面倒になり現状維持を選ぶ

・確実性効果=確実にもらえるものは強い安心感を生み選択されやすい

・ピークエンドの法則=経験の快楽は、終了時と快苦のピークで決まる

コンコルド効果=これまでの時間と労力が大きければ大きいほどあきらめがつかない

・日本人が好む数字は「7」と「3」、嫌いな数字は「9」と「0

・ギャンブルなどは5~7回に1回勝つくらいが相手に希望を持たせる

・パチンコは「ドキドキ感」と「意外性」がハマる要因

・プレゼンは3つの案を出し、採用されてほしい案の劣化版を含めると採用されたいものが採用されやすい

・「特上」は基本売れない。あくまで「上」を売るためのもの

・店内BGMは人の行動を無意識に変える

・大人数を相手にするアンケートは形式によって結果は大きく変わる