『オイコノミア』~身近な経済学の本、

『オイコノミア』

NHK又吉直樹朝日新聞出版/2014年3月30日

 

~感想~

 NHKの番組で扱った内容を著書にしており、話口調で書かれているので、話口調の方が話が入ってきやすいと思っている私にとっては書いてあることのイメージがしやすくて理解しやすかった。経済学に関する本だが、消費者に近い経済学の話なので多くの人にとって参考になるのではないかと思った。

 

~この本から学んだこと~

*特に重要だと思ったところは色を変えました

 

・年代別で幸福度がもっとも高いのは男性が10代、女性が30代

・相対所得仮説=人は他人と比べることで幸福度を計っている

・順応仮説=所得が増えることによって幸福度が上がると、時間の経過によって落ちていく

・情報の非対称性=情報がないほうが選択肢は狭まる

・スポーツ選手の年俸が高いのは「代替可能性が低い(替えが利かない)」から

・オリンピックで国全体で獲得する金メダルの数はGDPで決まる

・スポーツビジネスにおいてライバルが多いほど収益はあがる

・プラットフォーム(土台)を作った組織は強く安定している

・銀行は発行するお金より預金の方が少し多い

・37%ルール=経済学の観点でお見合いを見たとき、お見合いをする回数の37%くらいの時に良いと思った人がいれば見送らないほうがベストの人に巡り合う可能性が高い

保有バイアス=もっているものを高く見積もること

マグニチュードエフェクト=分割払いをすると負担が軽くなっているように感じる