『ルフィの仲間力』～本当の仲間がなかなかできない社会だからこそ、

『ルフィの仲間力』

安田　雪／PHP文庫／2018年6月15日

～感想～

　自分とは違う視点で『ワンピース』を読んでいる人の見解を知ることができ、もう一度『ワンピ―ス』を読むと新鮮な作品のように感じさせる本である。『ワンピース』を読んだことがある人なら、取り上げているシーンがイメージしやすく、読みやすかった。表面上の「仲間」ではなく、麦わらの一味のような「仲間」を欲しくなるような本であった。

～この本から学んだこと～

・命を懸ける覚悟を持って生きているからこそ、その人に惹かれていく

・仲間は数ではなく、質を求める

・仲間は欠点を補ってくれるものである

・仲間となる人を選ぶのではなく、夢を共有する人が仲間となる

・外見とかに捉われないから本当の仲間になれる

・仲間には弱さをさらけだし、他人の弱さをバカにしないからこそ絆が深まる

・親密な関係を築きたいなら名前を呼べ

・仲間はライバルでもある

・特定の人がリーダーになるもではなく、やることによってリーダーが決まる