『一勝九敗』~ユニクロの柳井氏から学ぶ人生の生き方、
『一勝九敗』
柳井正/新潮社/2003年11月15日
~感想~
2003年に書かれた本で、今と社会情勢は違うと思うが、書かれていることはビジネスを知るという点で参考になった。ここに書かれているビジネスの真髄はどんな組織にも通じると思った。
~この本から学んだこと~
*特に重要だと思ったところは色を変えました
・会社とは、期限のあるもので新しい芽を出し続けないといけない。安定とはかけ離れた存在
・経営には「覚悟」が必須
・偶然の出来事から時に面白い展開になることがある
・集客のためには強力な販促、宣伝が必要。そのために一定の地域に集中するという方法もある
・商売に国境はない。製造と販売の境はない
・本を読んで著者にすぐ電話できるほどの行動力が大事
・経営とはトップがいなくてもある程度動ける企業が理想
・経営には目標と計画が絶対必要で、高い目標を掲げるべきだ
・それは人は安定を求めると成長が止まるから
・マーチャンダイジング(MD)=商品の方向性、質、量を決める
・信用のない会社は良いものをもらえない
・続けて何十店か出すと、ブレークスルーするポイントがやってくる。ただし、元々うれるものに限られる
・「現場を知る」ことが経営の原点
・スポクロ、ファミクロの失敗は客のことを考えない独りよがりの商売であったから
・失敗に学び、素早くリカバリーすることが大切
・成長している企業には必要な人が集まってくる
・日本の広告代理店が作るCM」は日本的な発想から抜け出さない
・一人ではビジネスはできない。「手足」であった人が「頭脳」になる必要がある
・一番良い会社とは「社長が言っていることがそのとおり行われない会社」
・思いがあるところに人はやってくる
・商売というのはなんでも結果論。「勝てば官軍」
・「機能」に対して相応のお金を支払うのが経営の原則
・段取りを重視するとクリエイティブな仕事はできない
・予算を立てる時は、前もって下振れしたときと上振れしたときを想定する
・急成長できる会社は必ず社会を変えたいという思いがある
・商売は実践である。知識先行ではうまくいかない
・優秀な人が十人集まれば、二人が優秀、六人が普通、二人がダメになる。だからこそ、会社はバランスが大切
・同じことを続けると創意工夫しなくない、思考が膠着する
・マニュアルにないことに直面したら良識に任せる
・ユニクロは店長を職位のトップにすることでやる気を高めて成功する
・会社にはゼネラリストとスペシャリストの両方が必要
・会社が大きくなると安定を求める
・実力主義なくして会社は成り立たない
・ハイテク業界には勉強し続けないと第一線にはいられない
・計画をすることは大事だが必ず成功するわけではないから素早いリカバリーが大事
・成功より失敗の方が勉強になる。成功は可能性があることを知らせる元気の源である
・商圏人口=半径何キロ以内にどの程度潜在顧客がいるか
・成功するということは保守的になるということだ
・保守を抜け出すということは「何かに挑戦する」という新しいベクトルを持ち出す必要がある
・ニューヨーク=マーケットが大きい、パリ=保守的な風土、ロンドン=開放的
・景気が停滞している日本で成功するには「新分野、新市場に新技術、新方法で取り組む」か「すでに古い産業と称させる分野に新しいやり方、仕組みで取り組む」
・商売の真髄は客観性と主体性のバランス
・早くに「失敗」し、次に向けて「工夫」することが大事
・黙って客を待っていてもダメ。抜本的に変えないとダメ
・チームで一番悪いのは、マンネリ化、硬直化、形式化、表面主義
・若い人=感受性が鋭い
・どんなに努力をしtも勝たなければ意味がない
・明確な目標、目的、コンセプトを持っているか持っていないかで「十年たったら百倍」の違いがでる
・頭が良い人、自分の論理に自信を持っている人ほどもっと自分を批判しないと生き延びれない